税理士の多くが、フリーランスとして、個人事務所をもっています。普通は会社員になっても、まず三年目までは勉強期間であって、会社に利益をもたらすような活動はほとんどできないことが多いです。しかし税理士のように士業に代表される資格職は、資格を取った時点ですでにプロフェッショナルだと認められているので、一年目から組織の庇護を受けずに独立して仕事を進めていけることが多いのです。
顧客に対しても何ら恥じることはなく、適切な業務を遂行していけるため、他の仕事とは少し違った見方が必要になります。20代の若者でも大企業の社長にアドバイスができるのは、この業界ならではの特徴だと言えるでしょう。
年収は事務所の規模や顧客獲得の状況によって差がありますが、1000万円前後と高いケースも少なくありません。仕事の量は自分で決めていけるので、時間的な制約も受けにくいのです。力が必要になるケースがほとんどないので、女性にも人気の職業だと言えます。税理士としての国家資格を取得しておくことで、社会の信頼を受けることができるため、社会進出を狙っている女子大生たちにも人気があります。
試験はとても難しくて合格率も極めて低く推移していますが、一科目ずつクリアしていけばいいので、比較的取り組みやすいと言えるでしょう。仕事をしながらでも、一科目ずつ勉強して合格を積み重ねていけるのは、他の資格ではまず見られないメリットです。こういった特徴があるために、社会人でも挑戦をしてみようという人が多くなっているのではないでしょうか。